d0323943_12334334.jpg


毎年恒例のアイメイト協会主催のイベント『アイメイト・デー』が10月18日、東京都内のホールで開かれました。アイメイト事業の支援者の皆様、アイメイト使用者、協会スタッフなどが一同に会する一大イベントです。アイメイト後援会も、会場案内や受付、グッズ販売などで参加致しました。

d0323943_12391144.jpg


d0323943_12403213.jpg


d0323943_12415026.jpg


d0323943_12444846.jpg


『アイメイト・デー』のメインは、使用者をはじめとする方々のスピーチです。今年は、使用者、繁殖奉仕者、飼育奉仕者、リタイア犬奉仕者、歩行指導員を目指す協会の研修生と、後援会員が登壇しました。

d0323943_125473.jpg


d0323943_12555642.jpg


d0323943_12574470.jpg


d0323943_12583238.jpg


d0323943_1303276.jpg


d0323943_1313029.jpg


アイメイトは、アイメイト協会という“実家”を中心に、成長段階に応じて使用者と各奉仕者に支えられて一生を過ごします。どの段階でも、皆さんが精一杯の愛情を犬に捧げます。それは素晴らしいことですし、たくさんの愛を一身に受け、与えるアイメイトは、とても幸せ者だと言えるでしょう。

私たちアイメイト後援会が毎年出している『アイメイト・サポートカレンダー』は、それぞれのステージの「愛情」をテーマにした写真で構成しています。

d0323943_13321795.jpg


同じ1頭の犬と過ごした人たちの中には、それぞれ、「うちの子」「私のパートナー」と特別な思いを寄せている方も多いようです。それを否定することは誰にもできません。しかし、アイメイトは、アイメイト協会という“実家”を持つ、公的な存在でもあります。「うちの子」「私のアイメイト」という愛情が、アイメイトや候補犬、リタイア犬、不適格犬を個人の「所有物」にしたい、当然そうあるべきだという思いにすり替わってしまう例も残念ながら一部であるようです。誰かがそれをしてしまうと、協会、使用者、奉仕者、ひいては社会全体によって「みんなで支えてきた」アイメイトのあり方が一気に崩れてしまう恐れがあります。

日本で最も長い歴史を持つ盲導犬育成団体であるアイメイト協会と関係者は、ずっと不文律やルールを守ってバランスを保ってきました。例えば、「自分の手を離れた犬の行方を追ってはいけない」「犬の体力などを考えて引退を決め、後を奉仕者に託す」というものです。これに対する理解不足が最近目立っているとも聞きます。不文律がもっと強制力の強い「ルール」になるのは、あまり好ましいことではないのではないでしょうか?

とはいえ、愛情をもらい、注いできた犬が今どこでどうしているか、気になるのは当然です。だから、アイメイト協会では、「アイメイト・デー」のように、それぞれの立場の人の話を直接聞いて、広くアイメイトについて理解し、納得・安心する機会をしっかり設けているのだと、私たちは考えています。その犬がどういう所で育ってきたのか、どういう考えのもとで訓練されたのか、どんな方の目になっているのか、引退後はどういうふうに過ごしているのか・・・。それをお互いに広く知り、それぞれの立場の人たちが個人同士のつながりではなく、全体として信頼し合うことが、アイメイト事業のバランスを保っているのです。アイメイトは公の存在であり、個人の所有物であってはならない。そのことを、私たちアイメイト後援会としても肝に命じたいものです。

d0323943_13344611.jpg


d0323943_1337286.jpg


d0323943_13355393.jpg


d0323943_134079.jpg


アイメイト後援会が販売する『アイメイト・サポートグッズ』では、奉仕者や使用者自身がデザイン・制作したグッズも扱っております。実際のリタイア犬をモチーフにした『リタイア犬ファニーの手ぬぐい』もその一つです。

『アイメイト・サポートグッズ』の収益はアイメイト協会に寄付され、アイメイトの育成に役立てられます。

d0323943_13451361.jpg

[PR]
# by eymategoods | 2015-10-21 13:47 | イベント
d0323943_18144744.jpg


2010年版から毎年制作している『アイメイト・サポートカレンダー』の2016年版が完成しました!10/1より、アイメイトサポートグッズ・オンラインショップで販売中です。こちらでは、特別に未使用カットとともに、中身を全てお見せします。(カレンダー撮影担当:内村コースケ

 今年の表紙は、昨年に続き雪景色がバックですが、今年は、例年の生まれたばかりの子犬たちではなく、「飼育奉仕」の時期の少し成長した一頭の幼犬がモデルです。

この写真は、1月の別カットです。実は、撮影したのは東京あたりではもう桜の開花の声も聞こえ始めた3月のこと。でも、ロケ地の長野県・蓼科は全国でも最も寒い地域の一つで、記録的な大雪となった今年はまだまだ真冬並みの雪景色が見られました。今年も例年同様、都内の積雪の機会を待っていたのですが、タイミングが合わず、僕が生活の拠点を置いている蓼科の山荘の近くまで飼育奉仕家庭の皆さんに来ていただき、「シーズン最後の雪景色」をバックに撮影しました。

d0323943_18273068.jpg


この時には、下の2枚のようなシーンも撮りました。カレンダーの撮影では、大抵はこのように3、4シーンほど撮って、制作スタッフと相談しながら使用カットを選びます。

d0323943_18415470.jpg


d0323943_18432694.jpg


表紙の候補には、下の写真もありました。これは、お願いして撮影したのではなく、まったくの偶然の産物です。僕が自分の犬を連れて行った動物病院に、たまたま以前に何度も撮影をお願いしていた飼育奉仕の方が、巣立つ前の子犬たちのワクチン接種に来ていたのです。車の中で待機させながら一頭ずつせっせと接種しては戻す、という合間に撮らせてもらいました。

d0323943_18484385.jpg


最終的に飼育犬の写真を採用した決め手は、背景の山のさわやかさと、風でなびいた「耳」でしょうか?時にはパターンを少しだけ破りたくなるものです。

そして、動物病院で偶然会った子犬たちは、その後ご自宅にお邪魔して、庭で遊ぶ様子を5月と9月に採用させてもらいました。

d0323943_18563887.jpg


d0323943_185723.jpg


2月の「水仙」は、東京都内の公園で撮影しました。モデルの女の子も犬も、元気いっぱいですね。「若さ」や「さわやかさ」がうまく写真に収まったでしょうか?

d0323943_192769.jpg


d0323943_198423.jpg


3月は、今回初めて伺った繁殖奉仕家庭で生まれた子犬たちです。ブラックとイエローの犬を同時に撮るのは技術的に難しいのですが、色違いの兄弟姉妹が一緒にいる姿を見るのはやはり楽しいですね。母犬と一緒のカットも撮りました。

d0323943_19181394.jpg


d0323943_19202429.jpg


d0323943_19205346.jpg


桜の風景は毎年撮るのですが、今年は好天に恵まれました。ロケ地は東京・谷中。以前住んでいた大好きな町なので、撮影も楽しかったです。早めに現地入りし、桜の咲き具合などを見ながらロケハンしました。リタイア犬と桜はベストマッチングですね。

d0323943_19244722.jpg


d0323943_19284884.jpg


d0323943_19264167.jpg


6月は歩行指導員による訓練風景です。アイメイトの訓練は犬の安全と健康に十分に気をつけながら、雨の日にも行います。現役のアイメイトは、悪天候でも外出しなければならない時もあるからです。そういった事実を踏まえて、数年前から「雨の日の訓練風景」を撮りたいと思っていました。しかし、天気は直前にならないと分からないもので、今年も雨の日にたまたま訓練場所の近くにいて駆けつけたものの、着いた時には止んでいました。でも、あきらめて帰ろうとした時、ポツポツと「恵みの雨」が!そのワンチャンスにかけて撮ったのがこの写真です。

d0323943_19372461.jpg


夏のシーン撮影で、今年は一路熱海へ!今までも海辺での撮影はありましたが、いずれも都内。「きれいな海」は今回が初めてです。使用者ご夫妻の「温泉付きリゾートマンション」にもお招きいただき、湯船に浸かりながら熱海の夜景を楽しませていただきました。さらに地元の人しか知らない海鮮・・・この先はヒミツです。

d0323943_19421572.jpg


d0323943_19435783.jpg


8月は都内某所のヒマワリ畑で、オスの繁殖犬と不適格犬のペアを撮影しました。奉仕家庭の方との触れ合いの様子と迷ったのですが、全体のバランスも考えて犬の表情をメインにとらえたこの写真が選ばれました。

d0323943_19505935.jpg


d0323943_19575875.jpg


d0323943_19591396.jpg


11月には、大雨にもかかわらず、七五三を迎えたリタイア犬奉仕家族の子どもたちが撮影に協力してくれました。

d0323943_22312497.jpg


『アイメイト・サポートカレンダー』の売上は、アイメイト協会に寄付され、アイメイトの育成に役立てられます。また、写真などを通じて視覚障害者やアイメイトへの理解を深めていただくことも、大きな目的です。その一助として、毎年巻末にアイメイトに関する話題を扱った特集記事を掲載しています。今年は、初の国産盲導犬使用者、河相洌(きよし)さんのインタビューを掲載しました。87歳の今もお元気な河相さんご自身による、共に歩んだ4頭のアイメイトのお話です。

d0323943_2244436.jpg


『2016 アイメイト・サポートカレンダー』(価格1000円) 購入はこちら
[PR]
d0323943_1292438.jpg


2015年の春は全国的に少し遅いようで、東京では31日、まさにギリギリセーフで3月中に桜が満開になりました。

その日は、下町風情と寺町の情緒たっぷりの谷中を散歩。

ある撮影のロケハンなのですが・・・

d0323943_1361632.jpg


d0323943_1374022.jpg


d0323943_1404250.jpg


いい桜の撮影スポットを探していても、やはり犬ばかり撮ってしまうわけで・・・

それでも、こういうところや

d0323943_1434949.jpg


こういう所を見つけました。

d0323943_1451790.jpg


僕は以前、こんな感じの谷中の路地裏に潜んで暗室作業の日々を送っていたことがあります。桜の香りとともに、とても懐かしい町の匂いを感じました。

d0323943_1485840.jpg


d0323943_150011.jpg


そして、本番で撮ったのが、こんなカットです。

d0323943_1514967.jpg


d0323943_1533459.jpg


d0323943_1544184.jpg


アイメイト・サポートカレンダー2016は、10月発売予定です。

2015年版はまだ少し在庫があります。

d0323943_22636.jpg


(内村コースケ/アイメイトサポートカレンダー・撮影担当)
[PR]
アイメイト協会の創設者、塩屋賢一氏が育成した国産盲導犬第1号『チャンピイ』は、ジャーマン・シェパードでした。その後もしばらくは、シェパードのアイメイト(盲導犬)が続きましたが、1970年代には現在のラブラドール・レトリーバーになっています。

d0323943_145217.jpg

第1号ペアの河相洌(きよし)さんと『チャンピイ』

d0323943_1514258.jpg

       現役のアイメイト『トリトン』と使用者のSさん夫妻

ラブラドール・レトリーバーになった理由はいくつかありますが、シェパードに比べて、訓練のしやすさや見た目、性格が「万人に向け」ということもあるようです。筆者が『アイメイト55周年記念誌』のためのインタビューで面会した際、河相さんはこんな事をおっしゃっていました。

「能力的にはシェパードが上だと思いますね。歩いている時もよそ見なんかしない。ラブはその点がちょっと遊び気分がある。しっぽ振りながら歩いてるでしょ」

ただし、こうもおっしゃっています。

「シェパードは忠実なだけに神経質な面がある。コントロールするには人間がよほどしっかりしてないといけませんね。それに、一般の人がシェパードを怖がるということが昔はあって、その点でも見た目がやさしいラブのほうが一般受けが良かった。それでいいんじゃないかと思いますよ」

つまり、河相さんや塩屋賢一氏が切り拓いたパイオニアの時代には、扱いは難しくても高性能な“スポーツカータイプ”が必要だった。やがて、より多くの人が共に歩き、育成に関わるようになっていくと、平均値が高い“ファミリーカータイプ”が求められるようになった。優劣の問題ではなく、時代の要求の結果であったように私は思います。

さて、ラブが先天的に持つ「遊び気分」は、現役、子犬、リタイア世代を問わず、アイメイトたちが持つ明るさや無邪気な様子でもよーく分かります。特に、もともと狩りで水面に落ちた鳥などをレトリーブ(回収)する犬種だったことから、「水」を前にするとそれが顕著に表れます。

d0323943_2233080.jpg


d0323943_2234670.jpg


d0323943_22481.jpg


でも、ラブがみな先天的に水が大好きかというとそうでもないようです。カヌーが趣味だという使用者の方が言っていましたが、彼女のアイメイトはカヌーには喜んで一緒に乗るけれど、水に濡れるのが大嫌いで足をつけるだけでも嫌がる。だから、陸から直接乗船できる場所を探すのに苦労するそうです。

2015年用の『アイメイトサポートカレンダー』の撮影で、先日清らかな渓流に入った飼育奉仕(2ヶ月〜1歳)中の候補犬も、最初はこんな感じでおっかなびっくりでした。

d0323943_2352839.jpg


やっと水に入っても不安顔で石にしがみつく感じ

d0323943_237843.jpg


でも、最後にはちゃんと泳ぎました!さすがですね。

d0323943_2375316.jpg


ちなみに、筆者の犬は泳ぎとはおよそ似つかわしくないフレンチ・ブルドッグですが、やはり1歳くらいの時にプールで無理やり泳がせたら、額に怒りマークが出てました。温泉も同様。上の撮影で、もう10年近く前のこの時のことを思い出してしまいました。

d0323943_37814.jpg


d0323943_374826.jpg


ともあれ、梅雨が明けたらレトリーバーの季節!うちも一足早く、実家のゴールデンを連れて水がきれいな渓谷に行きました。ゴールデンのマリーはずんずんと真っ直ぐ川に入って行きましたが、フレンチ・ブルドッグのマメは10歳近くなった今も、上の写真の時と変わらない。ちょこっと水に入って後は岩の上で不満顔でした。

d0323943_323454.jpg


d0323943_3235811.jpg


さてさて、アイメイトグッズの【ラブマスコット】に、このほど黒が加わりました。

【ラブマスコット・白】
【ラブマスコット・茶】
【ラブマスコット・黒】

と、これで三色揃いました。

d0323943_3305114.jpg


今年は、繁殖奉仕家庭で兄弟で3色いっぺんに生まれるという珍しいこともありました(その時のブログ記事はこちら)。現在、アイメイトの犬種は100%ラブラドール・レトリーバーですが、もちろん、「この色でないといけない」という毛色はありません。そして、同じラブでも、水が大好きだったり苦手だったりと、それ一つを取っても個性があります。

だからこそ、アイメイトは視覚障害者の最良のパートナーなのです。

(写真・文:内村コースケ)

アイメイト・サポートグッズの収益は全額アイメイト協会に寄付され、アイメイトの育成に役立てられます。

d0323943_3421915.jpg

[PR]
d0323943_0273516.jpg

一時品切れになっていたサブトートバッグ(緑)が再入荷致しました。さらに、新色のサブトートバッグ(茶)が新たにラインナップに加わりました!犬の散歩用にもぴったりと評判で、品切れとなるほどの人気商品です。

このサブトートバッグ、実はアイメイト支援のためにと、愛子さまにもお買い求めいただいております。

アイメイト後援会では、皇族方が通う学習院の文化祭、『オール学習院の集い』に毎年サポートグッズ販売等のブースを出させていただいております。今年も4月13日に行われ、愛子さまがブースにお越しになりました。そこでアイメイトの「体験歩行」のコーナーに参加していた広報犬の『スイミー』と交流されました。

スイミーはもともと東日本大震災の被災地で活躍していたアイメイトで、震災の時には使用者を高台に誘導し津波から守りました。しかし、使用者の方とスイミーはその後避難所を点々とせざるを得なかったという事情などから、現在は協会に戻ってこうした広報活動をしています。

こうしたスイミーの物語は、協会スタッフから愛子さまへも伝えられました。愛子さまは大変熱心に耳を傾けられていたそうです。

その時の様子を報じた『女性自身』5月6日号の記事から引用させていただきます。

スイミーをいたわるようになでておられた愛子さまは、“盲導犬たちの役に立ちたい”と、考えられたようだ。

愛用の赤いお財布に入っていた小銭を募金されると、サポートグッズの販売コーナーへ。グッズの売上げは協会に寄付されるという。

愛子さまは、まずボトルを手に取られ、次にトートバッグをご覧になったのだが・・・、

「ボトルは800円、バッグは1千900円でしたが、愛子さまのお財布の中には2千円。財布とグッズを見比べながら、少し困ったように考え込まれていました。どうやら小銭を募金してしまったこともあり、お小遣いが足りなくなってしまわれたようです」(前出・学習院関係者)

(中略)

この日お持ちだったのは愛子さまが中学生になられての“初“お小遣いだったのだ。

ご夫妻は少し離れたところから様子をご覧になっていたが、愛子さまが困惑されているのに気付かれたようで、「皇太子さまが、足りない分を補てんされていました」(前出・学習院関係者)
 キャンパス内にはさまざまな模擬店も並んでいたが、愛子さまは、盲導犬のためにお小遣いを全額はたかれたのだったー。

 (『女性自身』5月6日号より)



記事中の『トートバッグ』がサブトートバッグ(緑)、そして『ボトル』は真空ステンレスボトルです。

真の「ボランティア精神」とは何か。私はハッとさせられました。皆さまはこの愛子さまのエピソードから、どのようなことを感じられたでしょうか?
[PR]
# by eymategoods | 2014-05-12 01:21 | Goods バッグ